村上氏のこと

店に買い取り希望のお客さんが内田樹氏の本を何冊か持ってきた。既に何冊かは並んでいたのだが綺麗な本が多かったのでそのまま店の棚に置くことにした。それにしても本の発行ペースが速いのに驚いてしまう。特に最近は次々出されているように感じる。一時椎名誠氏の本も早いペースで本が出されていたのを思い出す。あまり内容を良く覚えていないのだが食傷気味になることがあった。今回読んだのは「村上春樹にご用心」というもので村上氏に関する文章を集めて一冊にまとめたものである。店のお客さんも感想を寄せてくれたことがあった。私はほとんど読んだことがなかったがお客さんに貰った本があったので読んだ記憶がある。村上氏の作品がノーベル文学賞を受賞するのではないかと毎年騒がれるようだが未だ受賞はしていないと思う。国内ではあまり文壇での評価は高く無いような印象があるが若者たちには人気があるのではないかと思われる。そう考えるとどうも村上氏の作品が上手く理解されていないのではないかと思える。とにかく受賞はしていないがナーベル賞を受賞するのだは無いかと噂になる位なのだからである。私も今四作しか読んでいないがよくわからない。わからないというのは世界的な権威であるノーベル賞候補としての作品であるという事についてだが。最近読んだ新作も分からないという方が多かったが舞台となる私設図書館のあり様は興味があった。作品数は多いのでまたしばらくして読む機会があったら別の作品も読んでみたいと思う。受賞したら確実に読んでみるだろう。